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水晶、クォーツについて

水晶、クォーツについて

 

水晶とは?

水晶は世界中で採れる鉱物です。また古くから信仰対象や宝飾、ジュエリーに利用されてきた天然石です。現代においても天然石ジュエリー/アクセサリーへの加工用から、パワーストーンブレスレットの素材、パワーストーンの浄化、鉱物コレクションなど、さまざまな用途に水晶が用いられています。

石名 水晶、石英
英名 Crystal, Quartz
別称・色の違い 透明、黄色(シトリン)、紫色(アメジスト)、濃淡黒色(スモーキークォーツ)、ピンク色(ローズクォーツ・ストロベリークォーツ)、黒色(モリオン)、緑色(グリーンアメジスト・グリーンファントム)など。産地や形成場所の周囲環境で多様な色を持つのが水晶の特徴です。
産出地 ブラジル、ヒマラヤ、日本、マダガスカル、中国、アメリカなど
モース硬度 7
鉱物組成 SiO2

水晶、クリスタル、クォーツの言葉の違い

石英(クォーツ、クオーツ)という二酸化ケイ素が結晶化してできる石のなかで、とくに自形結晶構造をもち無色透明なものを水晶(英名、クリスタル)と呼びます。

 
水晶と石英の違い
 

水晶・クオーツの種類

水晶(クリスタル、透明)

石英(クォーツ)の中でとくに自形結晶構造をもち無色透明なものをクリスタル(水晶)と呼びます。
クリスタルの写真
石英(クォーツ)の中でとくに無色透明なものをクリスタル(水晶)と呼ぶ

アメジスト(紫水晶)

アメジストは紫水晶とも呼ばれ、石英(クォーツ)のグループに属し、紫色を帯びた石になります。紫色といっても産地によって色合いは異なり、明るい紫から濃く黒に近い紫、淡い紫色など様々です。

主な産地はザンビア、ウルグアイ、ブラジル。

アメジストという名は実はギリシャ語で、「酒に酔わない」という意味の「amethystos」に由来します。アメジストで作った器でお酒を飲むと悪酔いしないというギリシャ神話があり、それに因んでついた名前です。

宝石として使用できるただ一つの透明感のある紫色の天然石として重宝されています。アメジストよりも明るい色の「ピンクアメジスト」や「ラベンダーアメジスト」、爽やかな緑色の「グリーンアメジスト」なども人気の高い天然石です。

アメジストの写真
鮮やかな紫色を帯びる水晶、アメジスト(紫水晶)

シトリン(黄水晶)

石英のグループに属し、色の濃淡に関わらず黄色〜黄金色のものをシトリンと呼びます。主な産地はブラジルとなり、名前の由来は柑橘類を意味するフランス語『citron』(シトロン)といわれています。

淡いレモン色のようなものから、ブランデーシトリンと呼ばれる深い色合いまで、色味にはかなり幅があり、用途の幅が広がります。

シトリンの黄金の輝きは、古くから太陽を象徴する石とされてきたようです。その色味は、まるで暖かい日差しを注いでくれる太陽のように、見る人を穏やかな気持ちにしてくれます。

シトリンの写真
黄金に輝く水晶、シトリン

レモンクォーツ

シトリンに似た石に、レモンクォーツという黄色い石もあります。シトリンは鉄を含むことによって発色しますが、レモンクォーツは硫黄を含むことによって発色します。主要産地はこちらもブラジルです。

レモンクォーツの写真
黄色の天然石、レモンクォーツ

スモーキークォーツ

褐色の透明感のある石で、ブラジルが主な産出地です。このまま黒味が増して光を通さなくなったものはモリオンと呼ばれます。

スモーキークォーツの写真
透明感を保ちながら褐色に色づくスモーキークォーツ

ローズクォーツ

ピンク色を呈する水晶で、別名、ばら石英、紅水晶などとも呼ばれます。 ピンク色になるわけは、アルミニウムや酸化チタンを含むためです。主要産地としてはブラジルとマダガスカルがあげられます。
ローズクォーツの写真
ピンク色の水晶、ローズクォーツ

アイリスクォーツ(レインボークリスタル・レインボークォーツ・レインボー水晶)

アイリスクォーツとは、虹色の輝きが内部に見られる水晶です。レインボー水晶など様々な名前で親しまれています。
天然クラックから虹が見えるアイリスクォーツ
天然クラックから虹が見えるアイリスクォーツ
アイリスクォーツの写真
光の角度で虹を漏らすスモーキー色のアイリスクォーツ

ルチルクォーツ

ルチルと呼ばれる鉱物を内包する水晶で、別名、金紅石、針水晶などとも呼ばれます。 二酸化チタンの結晶体、ルチルが金色に輝くため、金運などにも良いとされ、パワーストーンとしてもとても人気の高い天然石です。主要産地はブラジルです。
ルチルクォーツの写真
針水晶とも呼ばれるルチルクォーツ

グリーンファントムクォーツ(ガーデンクォーツ・草入り水晶)

グリーンファントムクォーツは、透明感のあるクォーツに幻想的なグリーンの内包物が見られ、水晶には珍しい鮮やか緑色が特徴です。緑幻影水晶とも呼ばれます。また、ガーデンクォーツ、グリーンファントム、アクチノライトインクォーツといった緑色の内包物を含む水晶は総称して草入り水晶とも呼ばれ人気を集めています。
グリーンファントムの写真
マダガスカル産グリーンファントムクォーツ(緑幻影水晶)

天然水晶・合成水晶(人工水晶)・溶錬水晶の違い

クリスタル(水晶)には大きく天然水晶・合成水晶(人工水晶)・溶錬水晶の3つがあります。
天然水晶とはその名のとおり、大地から採掘された天然の水晶のことです。
合成水晶(人工水晶)とは、自然界で水晶が形成される環境を人工的に作り出して結晶を製造したものです。不純物の少ない高純度の水晶結晶を作ることが可能です。また天然水晶よりも安価な点も魅力です。
溶錬水晶(ようれんすいしょう)とは天然水晶の加工の過程で発生した粉を高温で溶かし、それを形成したものです。天然水晶を材料としているため、二酸化ケイ素は含まれますが結晶構造化されていません。天然水晶・合成水晶よりもさらに安価にな点が魅力です。

天然水晶・合成水晶・溶錬水晶、それぞれの特徴と魅力がありますので、当店ではお客様の目的・用途に合わせてご利用頂くことをおすすめしております。
 

日本の水晶・世界の水晶の特徴

水晶産出の地として歴史ある山梨県

水晶は日本でも全国各地で産出しますが、その中でも特に山梨県北部、愛知県春日井市、岐阜県中津川市などで産出する水晶が有名です。また国産水晶はインクルージョンを伴うものが多く、草入り水晶と呼ばれるものが多いのが特徴です。
なかでも水晶の産出地として知られる山梨県。甲府市北部の金峰山一帯は水晶採掘の歴史がとても古い場所です。平安時代よりも前から作られたとされる水晶玉が金峰山山頂付近から出土しています(出土品は山梨県立博物館で展示)。また戦国時代にはもう水晶鉱山が存在しました。
ただし現代においては採掘にかかる人件費の高騰、またブラジルを代表とする人件費の安い新興国から良質な水晶が大量に採掘されるようになったため、日本では水晶の採掘事業は採算をあわせにくく、昔のように本格的な水晶の採掘は行われておりません。
山梨県内の水晶産地として有名だった乙女鉱山も現在は閉山、採掘禁止となったため、国産水晶を手に入れる機会は年を追うごとに難しくなってきています。当店では山梨県塩山市のある会社の倉庫を整理したら偶然出てきたという乙女鉱山の水晶原石を取り扱っていますが、これも在庫限りの限定品となります。
水晶の写真
当店販売の山梨県乙女鉱山産水晶(原石500g)

ブラジル産水晶

透明度が高く、アメジスト、レモンクォーツ、レインボークォーツなど、種類も豊富に産出し、世界的にも多く流通している水晶です。
天然水晶の写真
美しいカットが施されたブラジル産の天然水晶

ヒマラヤ水晶

チョモランマ(エベレスト)、K2(カラコロム第2峰)を始め世界でもっとも高く神聖なヒマラヤ山脈から採掘される水晶です。険しく急峻な道のりを進み、その聖域に踏み入ることを許された一部の採掘職人が何日もかけて山を登り原石を採取します。重機や機械での鉱物採掘が当たり前となった今、手作業で命がけで採掘されるヒマラヤ水晶は、流通量が少なく希少なため、パワーストーンとしての人気が非常に高いです。
 
ヒマラヤ水晶の写真
当店販売のヒマラヤ水晶

ザンビア産水晶

珍しいアフリカ・ザンビア産のオイルインクォーツです。オイルインクォーツは内部に発光性のオイルを内包した天然水晶です。ブラックライトを当てると内包されたオイルが幻想的に蛍光発光する天然石です。天然そのままのポイント形状が魅力です。
オイルインクォーツの写真
ザンビア産の水晶(オイルインクォーツ)
 

中国・四川省産水晶

中国における水晶の一大産地です。クリスタル結晶の両端が尖ったダブルポイントと呼ばれる形状の結晶体が多く産出されること、しかも大粒で安価なのも非常に魅力的です。
水晶の写真
四川省産ダブルポイント水晶

マダガスカル産水入り水晶

マダガスカルから算出される水入り水晶は、透明感のあるクリスタルに内包された古代の水と気泡やカーボンが上下左右に動きます。
水入り水晶の写真
マダガスカル産の水入り水晶




クリスタル・水晶の商品一覧