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シリシャスシスト/
ピーモンタイト

ピーモンタイト・シリシャスシストについて

【和名・珪質片岩、紅簾石|英語・Peamontite、Siliceous Schist|産地・アフリカ】

シリシャスシストとはピンク色の発色をしたピーモンタイトと呼ばれる鉱物を含む集合結晶(岩石)です。落着いた雰囲気のピンク色はマンガン成分に由来します。当店ではビーズ、カボション(ルース)等を販売しております。

    シリシャスシストの特徴

    ”シリシャスシストのビーズ"
  • シリシャスシストとは


    シリシャスシストとは「ピーモンタイト」と呼ばれる鉱物を含み、ピンク色に染まった岩石です。名前の由来は、ケイ素という意味の「siliceous」と、片岩という意味の「schist」からきています。和名も珪質片岩(けいしつへんがん)といいます。

    純粋なシリシャスシストは白や灰色ですが、不純物が混ざることでさまざまな色合いになります。また、日本で流通しはじめたのは2010年頃と、比較的新しい天然石です。
  • ピーモンタイトとは


    ピーモンタイトとはエピドート(緑簾石、りょくれんせき)グループの鉱物です。エピドートの緑を発色する要因である鉄の代わりに、マンガンを含むことで赤やピンク色に染まっているのが特徴です。名前の由来は、イタリアのピエモンテ州で発見されたことからきています。
  • シリシャスシスト、ピーモンタイトの産状


    シリシャスシストは変成岩の一種で、ケイ素を多く含むチャートや砂岩が変質してできます。

    ピーモンタイトは低変成度の結晶片岩やマンガン鉱床の中にできます。この性質からシリシャスシストの中に混ざりやすいのです。また、ピーモンタイトはほとんどの場合は明確な結晶の形にはならず、ごく稀に柱状の結晶になります。

    日本では、ピーモンタイトを豊富に含む紅簾片岩(こうれんへんがん)が九州から関東までの広い範囲に分布しているといわれています。埼玉県長瀞(ながとろ)の紅簾片岩は特に美しく、天然記念物に指定されています。
  • シリシャスシスト 鉱物データ

項目
和名 紅簾石 こうれんせき
モース硬度 6
結晶 単斜晶系
成分 Ca2Mn3+Al2(Si2O7)(SiO4)O(OH)
比重 3.4
赤、赤褐色、ピンク
一般的なトリートメント等 なし

    シリシャスシストの産地

    シリシャスシストの産地のイメージ
  • 上質なシリシャスシストが産出することで有名なのはアフリカです。当店でも、アフリカ産のシリシャスシストを中心に取り扱っています。

    シリシャスシストの価値

    シリシャスシストのビーズ
  • シリシャスシストはピンク色が美しく発色し、クラックが少ないものが高い価値を持つとされています。当店でも、ピンク色の美しい、上質なシリシャスシストを数多く取り揃えています。

    シリシャスシストのお手入れ

    ”シリシャスシストのビーズ”
  • 傷がつかないよう、取扱いに注意


    シリシャスシストは傷つきにくさを示すモース硬度が6と、やや柔らかい天然石です。より硬度の高いクォーツやトパーズ、ルビーやサファイアなどと一緒にすると、シリシャスシストに傷がついてしまう可能性があります。シリシャスシストを保管する時は、他の石とぶつからないよう、仕切りのある箱や小袋に入れるなどして、個別に保管すると安全です。
  • 普段のお手入れは空拭きで


    シリシャスシストは汗や水分にあまり強くない天然石ですので、普段のお手入れは空拭きで結構です。シリシャスシストのアクセサリーを身につけた後は、乾いた柔らかい布で空拭きをすると、シリシャスシストの美しさを長い間保つことができます。
  • 直射日光には当てない


    シリシャスシストは長時間直射日光に当てると、含まれる成分が紫外線によって化学反応を起こし、退色してしまう恐れがあります。そのため、直射日光が当たらない場所で保管をしてください。保管する際は、蓋つきの容器に入れておくとよいでしょう。

シリシャスシスト/ピーモンタイトの販売商品

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